みなさん、こんにちは。沖縄観光楽しんでますか?
今回は沖縄観光でも絶大の人気を誇る「首里城」をご紹介します。
首里城は、沖縄観光で多くの人々が訪れる人気のスポットです。かつて琉球王国の政治や文化の中心として栄えたお城で、中国の影響が色濃く残る鮮やかな赤色の建物が特徴です。
残念ながら2019年10月、火災によって主要な建物が焼失してしまいました。
現在は「見せる復興」として再建工事が再開され、復興過程を見学することができます。
2025年8月に訪れたときには、正殿をすっぽり包んでいる「素屋根」の解体が始まっていました。もうすぐ新しい正殿を見ることができますね!
それでは「見せる復興・首里城」を詳しく見て行きましょう。

首里城の特徴と魅力
- 首里城とは?かつて琉球王国の政治・文化の中心だった城
- なめらかにカーブを描く石垣が美しい!
- 石垣の上に設置された「門」がたくさんある
- 那覇の街を一望できる展望スポット!
- 2019年10月、火災により主要な建物が焼失!
- 現在は「見せる復興」で、復興過程を見学することができる
首里城とは?かつて琉球王国の政治・文化の中心だった城

首里城は14世紀末から約450年間、琉球王国の政治・文化の中心だった城です。日本の城とは違い中国の影響を色濃く受けた独特の建築様式と、あざやかな赤色の建物が特徴です。
2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録され、沖縄観光の定番スポットになっています。
城内では歴史や文化を学べる展示や、美しい景色を楽しめる展望スポットがあり、観光で訪れる人々を魅了しています。
なめらかにカーブを描く石垣が美しい!

首里城の魅力のひとつは、なめらかにカーブを描く美しい石垣です。
直線ではなく、なめらかにカーブを描くラインが特徴で、美しさと力強さをあわせ持っています。
見た目が美しいだけではなく、敵の侵入を防ぐ高い防御機能も持っています。
石垣の上に設置された「門」がたくさんある

瑞泉門や漏刻門などの石垣に設けられた門には、あざやかな赤色の「やぐら」が建てられています。日本では見られない、中国の影響が色濃く残る造りで、首里城の見どころのひとつとなっています。
首里城にはたくさんの「門」があるので、その造りの違いを見るのも面白いですよ。
写真の「瑞泉門(ずいせんもん)」は、分断された石垣の上に木造の「やぐら」がのった形になっています。
那覇の街を一望できる展望スポット!

「東のアザナ」や「西のアザナ」からは、那覇の街を一望することができます。
沖縄の青い空と石垣がとてもきれいですね!写真映えするので、記念撮影にもピッタリです。
琉球王国の時代には中国から来た進貢船を、ここから見ることができたことでしょう。
こんな絶景を見ていると、なんだかワクワクしてしまいますね!
2019年10月、火災により主要な建物が焼失!

2019年10月31日未明、首里城で大規模な火災が発生し、正殿や北殿、南殿など主要な建物が焼失しました。この出来事は沖縄県民に大きな衝撃を与えました。
失われたものは歴史的・文化的価値が高く、大きな損失となりました。
しかし火災直後から「必ず再建する」という声が高まり、復興作業が開始されました。
現在は「見せる復興」で、復興過程を見学することができる

首里城では現在、再建工事の様子を一般公開する「見せる復興」が行われています。
職人が木材を加工し、赤瓦を造り、漆を塗る作業を間近で見ることができます。正殿が完成してしまうと見ることができない貴重な光景なので、ぜひ見て欲しいところですね!
2025年8月には、見学スペースであった「素屋根」の解体が始まっていました。
僕は2025年4月から既に3回首里城を訪れていますが、来るたびに見学コースや展示物が変わっていきます。復興工事が確実に進んでいることの証ですね!
2026年秋の「正殿の完成」が待ち遠しいです!
首里城の基本情報と入場料・所要時間の目安
- 基本情報
- 入場料・所要時間の目安
- アクセス
- 駐車場
基本情報
名称 | 首里城公園 |
写真 | ![]() |
住所 | 沖縄県那覇市首里金城町1丁目2番地 |
公式 | 【公式】首里城公園 |
電話 | 098-886-2020(代) |
時間 | <無料区域> 8:00〜19:30(4〜6月,10〜11月) 8:00〜20:30(7〜9月) 8:00〜18:30(12〜3月) <有料区域> 8:30〜19:00(4〜6月,10〜11月) 8:30〜20:00(7〜9月) 8:30〜18:00(12〜3月) |
定休日 | |
料金 | 大人 400円 中人 300円(高校生) 小人 160円(小・中学生) 6歳未満 無料 |
駐車場 | 首里杜館駐車場P1・P2 <小型車> 最初の60分 400円 以降30分ごと 200円 最大料金 800円 ※他にも、周辺に民間駐車場が複数あります |
アクセス | ①モノレール(ゆいレール) 首里駅で下車。守礼門まで徒歩15分ほど ②乗用車・タクシー 国際通りから約20分(込み具合によります) |
説明 | 首里城を中心に整備されて公園。沖縄の歴史・文化を知る上で重要な歴史遺産。 |
入場料・所要時間の目安
首里城公園は「無料エリア」と「有料エリア」に分かれています。
有料エリアの料金は次の通りです。
区分 | 料金 |
---|---|
大人 | 400円 |
高校生 | 300円 |
小・中学生 | 160円 |
6歳未満 | 無料 |
「無料エリア」の所要時間
無料エリアには、守礼門・歓会門〜広福門・下之御庭・首里杜館(すいむいかん:観光案内やお土産ショップ)などがあります。
写真を撮りながらさらっと見学する場合は30分程度、展望スポットで景色を楽しんだり首里杜館で休憩する場合は1時間ほどが目安です。
「無料エリア+有料エリア」の所要時間
有料エリアには、復元工事エリア・女官室(お土産ショップ)・世誇殿(休憩室)・復興展示室・東のアザナなどがあります。
無料エリアに加えて見学すると、1時間半〜2時間ほどが目安です。
※2025年8月現在では復元工事エリアの素屋根解体が始まり、正殿の工事過程が見学できなっています。
- 無料エリアのみ:30分〜1時間
- 無料エリア+有料エリア:1時間半〜2時間
アクセス
首里城観光は「守礼門からスタート」ががおすすめです。モノレールで行く場合は「守礼門」を目指しましょう。
モノレール(ゆいレール)
首里駅で下車。徒歩約15分で守礼門に到着。
※義母駅でも徒歩約15分で行けますが、途中に上り坂があります。「首里駅」からは道が平坦なので、こちらがおすすめです。
乗用車・レンタカー
那覇空港から約10km。所要時間は40〜50分。
駐車場
首里杜館(すいむいかん)の有料駐車場
首里城公園内には有料の駐車場が2つあります。「P2駐車場」と「P1駐車場」です。
料金も安く距離が近いので一番のおすすめですが、満車の場合も多いです。

大通りからアクセスすると最初に見えるのが「P2駐車場」です。ここが満車なら、そのまま進めば「P1駐車場」があります。
首里杜館の駐車料金は次の通りです。
区分 | 駐車料金 |
---|---|
小型車 | 最初の60分:400円 以降30分ごと:200円 最大料金:800円 |
もしP1とP2が満車であれば、一般の有料駐車場に停めることになります。
一般の有料駐車場
首里城に近い一般の駐車場は、高いものから安いものまでたくさんあります。
その中で一番のおすすめは「500円(12時間以内)」の無人駐車場です。徒歩10分ほどの距離ですが、料金が安いのでおすすめです。

一度Uターンして、P2駐車場を過ぎた交差点を左折します(Uターンしたら左折、大通りからだと右折)。「玉陵(たまうどぅん)」に向かっていく感じです。


「玉陵(たまうどぅん)」を過ぎて、左折します。
途中に2ヶ所ほど他の駐車場がありますが、無視して進みます。

このまま真っすぐ坂を下ります。

坂を下りる途中に「500円(12時間以内)」の駐車場があります。
駐車場は2ヶ所あります。最初の駐車場が満車なら、40mほど先の駐車場へ行きましょう。

12時間以内なら500円ぽっきりで駐車できます。

Googleで検索したのですが、臨時の駐車場だからなのか、目的地に設定できませんでした。
なので駐車場のとなりにある「安国寺」までのGoogle Mapを掲載しておきます。
【レビュー】首里城の見どころを紹介!
- 見どころ①守礼門(しゅれいもん):首里城観光はここから始めよう
- 見どころ②石垣の上に設置された「門」は見ごたえ抜群!
- 見どころ③神聖な祈りの場!御嶽(うたき)
- 見どころ④展望スポット!東のアザナ・西のアザナ
- 見どころ⑤復興に関する展示物
- 見どころ⑥その他の見どころ
首里城公園はとても広いので、観光を始める前に見どころをチェックしておくと便利です。
見どころ①守礼門(しゅれいもん):首里城観光はここから始めよう

首里城観光は、守礼門からスタートするのがおすすめです。
守礼門(しゅれいもん)は琉球王国の時代に、中国からの使者をお迎えする門として建てられました。
へん額に書かれている「守禮之国」には、琉球は「礼儀を重んじる国である」という意味が込められています。
赤い柱と「かわら屋根」がとても美しいですね!
ここで記念撮影をして、首里城観光をスタートさせましょう。
見どころ②石垣の上に設置された「門」は見ごたえ抜群!

首里城には石垣の上に設置された「門」がたくさんあります。
ここでは、いくつかの代表的な「門」をご紹介します。
歓会門(かんかいもん):首里城内の最初の門

歓会門(かんかいもん)は名前の通り「歓迎する門」です。訪れる人を迎える意味があります。
アーチ形の石積みの上に木造の「やぐら」をのせたアーチ門になっています。
瑞泉門(ずいせんもん):階段の途中にある龍樋(りゅうひ)は必見!

瑞泉門(ずいせんもん)は先ほどのアーチ門とは違い、分断された石垣の上に「やぐら」がのっています。

瑞泉門に上がる階段の途中に龍樋(りゅうひ)と呼ばれる湧き水があります。
この水は国王はもちろん、中国からの使者も飲んでいたそうです。大切な水だったんですね。
広福門(こうふくもん):あざやかな赤色の門・チケット売り場にもなっている

赤い大きな建物が広福門(こうふくもん)です。ここをくぐりぬけると、門の裏側がチケット売り場になっています。
日本の建物と違い、中国の影響を色濃く受けた造りになっていますね。
久慶門(きゅうけいもん):有料エリアの出口にある門

有料エリアの最後の出口にある門が久慶門(きゅうけいもん)です。
久慶門は一度外へ出てから、ふり返って見るのがおすすめです。

ゆるやかにカーブする石垣と、その間にあるアーチ門はとても美しいですね。
見どころ③神聖な祈りの場!御嶽(うたき)
御嶽(うたき)とは、沖縄の人々にとって神に祈りをささげる神聖な場所のことです。
森や岩・泉など自然の一部には神が宿るとされ、御嶽(うたき)として大切に守られてきました。
ここでは、首里城内にある有名な御嶽(うたき)をご紹介します。
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)【世界遺産】

園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)は、石積みの小さな門です。守礼門を過ぎて歓会門に向かう途中にあります。
ここは琉球の国王が城外に出るときに、必ず手を合わせた神聖な祈りの場所です。世界遺産にも登録されました。
琉球国王の信仰の深さと、荘厳な雰囲気が感じられる場所です。
首里森御嶽(すいむいうたき)

首里森御嶽(すいむいうたき)はチケット売り場がある広場(下之御庭)にあります。
何か中途半端な場所にあるような感じがしますが、恐らく神聖な御嶽(うたき)なので場所が移動できなかったのでしょう。
大きな木が石垣で囲まれていて、中へ入るための小さな門が設置されています。何か不思議なパワーを感じますね。
この御嶽の後ろには「京の内」と呼ばれる、城内で最も神聖な場所がありますが、現在は非公開で見ることができません。
見どころ④展望スポット!東のアザナ・西のアザナ
首里城内には、はるか遠くまで見渡すことのできる展望スポットが2つあります。
「東のアザナ(あがりのあざな)」と「西のアザナ(いりのあざな)」です。
東のアザナ(あがりのあざな)【有料エリア】

有料エリアの一番奥にあるのが「東のアザナ(あがりのあざな)」です。
ここからは那覇の街を一望することができます!まさに圧巻の景色ですね。
琉球王国の国王もここから街を眺めていたと思うと、歴史のロマンが感じられますね!
西のアザナ(いりのあざな)【無料エリア】

もうひとつの展望スポット「西のアザナ(いりのあざな)」です。
ここは無料エリアになっているので、いつでも入ることができます。
東のアザナにも負けないくらいの絶景スポットです。無料でも満足感は高いですよ!
見どころ⑤復興に関する展示物
2025年6月までは復興工事の過程を見学する「素屋根(すやね)」がありましたが、現在は閉鎖されています。
そのため素屋根で展示されたものの一部が、復興展示室や世誇殿で展示されています。
復興展示室

復興展示室では、復興に関する様々な展示がされています。
世誇殿(よほこりでん):休憩所

世誇殿(よほこりでん)にも展示物があります。
ここには自動販売機もあるので、休憩と水分補給ができます。
見どころ⑥その他の見どころ
通常の散策コースから少し外れますが、おすすめのスポットが2つあります。
弁財天堂と円覚寺跡です。
時間にゆとりのある方は、ぜひ訪れてみてください。
弁財天堂

弁財天堂(べんざいてんどう)は、15世紀末に朝鮮王から贈られた「お経」を納めるために建てられたお堂です。
池の中にある小島に建てられたお堂へは、「天女橋」を渡って行くことができます。
写真映えするので、観光客にはフォトスポットとして人気です。
円覚寺跡

円覚寺は、1494年に琉球王国の尚真王が創建した臨済宗のお寺です。王族の菩提寺として栄えました。
現在は石垣や門・池などの跡が残り、当時の雰囲気を感じることができます。
首里城の写真ギャラリー
周辺の観光スポット
- 金城町石畳道(きんじょうちょういしだたみみち)
- 玉陵(たまうどぅん)【世界遺産】
- 識名園(しきなえん)【世界遺産】
首里城を訪れるときに、あわせて楽しめる観光スポットをご紹介します。
金城町石畳道(きんじょうちょういしだたみみち)
首里城から歩いて行ける、琉球石灰岩を敷き詰めた古い道です。両側には赤瓦の古民家や石垣が並び、当時の城下町の雰囲気が感じられます。
石畳道のほかにも休憩所である「金城村屋(かなぐすくむらやー)」、「大アカギ」などの見どころがあります。
玉陵(たまうどぅん)【世界遺産】
琉球王国の国王や王族が眠る、巨大な石造りのお墓です。世界遺産にも登録されており、荘厳な雰囲気を体感できます。王家の歴史を学びたい人におすすめです。
識名園(しきなえん)【世界遺産】
首里城から車で10分の距離にある庭園で、琉球王国の王族の別邸として使われていました。池や赤瓦の建物が美しく、ゆったりと散策できます。
まとめ
今回は首里城のご紹介でした。
2019年の火災で多くの建物が失われたことは残念ですが、復興に向けて全力で取り組んでいる方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
僕自身にできることとして、これからも首里城の現在の様子をレビューしていきたいと思います。
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